40代になると、若い頃には気にならなかった“冷え”が冬のおしゃれを左右するようになります。特に首・手首・足首の三つの“首”が冷えやすく、ここを温めるだけで体全体の快適度が大きく変わります。しかし、ただ厚着をすれば良いわけではなく、暖かさと見た目の美しさを両立させるアイテム選びが大切です。
まず注目したいのは、冷たい風をしっかり遮るアウター。ウール混のロングコートは保温性が高く、縦のラインが自然に強調されるため、体の厚みを感じやすくなる40代には特におすすめです。ノーカラータイプなら首元がすっきり見え、ストールやタートルニットとの相性が抜群。反対に、ショート丈アウターは重心が上がるため、脚長効果が生まれ全体を軽やかに見せたい日にも最適です。インナーには薄手で暖かい発熱素材を取り入れることで、重ね着しても着膨れしにくく、快適な暖かさが長続きします。
また、40代は肩まわりやウエストの変化を感じる年代でもあるため、ストレスのない着心地が重要。伸縮性があるニットやリブトップス、裏起毛パンツなどを選ぶと、長時間外出でも快適さをキープできます。首元はタートルニット、大判ストール、スヌードなどでしっかり保温すると、見た目にも上品な華やかさが加わります。
冬のおしゃれは“冷え対策”が土台。アウター選びと重ね方を工夫すれば、40代女性らしい洗練されたあたたかコーデが簡単に完成します。